結婚相談所で活動を始めて、お見合いも成立し、いざ仮交際に進んだものの
「なかなかうまくいかない」「いつも途中で終了してしまう」と悩んでいる方は少なくありません。
真剣に結婚を考えて活動しているからこそ、思うように進展しないときの不安や焦りは大きいものです。
しかし、仮交際がうまくいかないのには必ず理由があります。
その原因を理解し、適切な対策を取ることで、理想のパートナーとの関係を築くことは十分可能です。
仮交際で起こりがちな問題とその解決法について詳しく解説していきます。
目次
仮交際って何?
結婚相談所の仮交際について、改めて基本的な知識を整理しておきましょう。
一般的な恋愛とは異なる特徴があるため、この違いを理解することが成功への第一歩となります。
仮交際の流れ
結婚相談所における仮交際は、お見合いが成立した後のステップです。
具体的な流れは以下の通りです。
まず、お見合いでお互いに好印象を持った場合、仮交際へと進みます。
この期間は通常1〜3か月程度で、お互いをより深く知るための期間として設定されています。
仮交際中は定期的にデートを重ね、価値観や生活スタイル、将来への考え方などを確認し合います。
そして、お互いに結婚への意思が固まれば真剣交際へと進み、最終的には婚約・結婚へと発展していきます。
一方で、どちらかが「合わない」と感じた場合は、この段階で関係を終了することも可能です。
普通の恋愛と仮交際はどう違うの?
一般的な恋愛と結婚相談所の交際には、いくつかの大きな違いがあります。
最も大きな違いは、結婚を前提としていることです。
一般的な恋愛では「好きになってから結婚を考える」のに対し、
仮交際では「結婚相手として適切かどうか」を見極める期間となります。
また、期間が限定されていることも特徴です。
一般的な恋愛では時間に制限がありませんが、仮交際は決められた期間内に結論を出す必要があります。
さらに、仮交際中は複数の人と同時進行することが一般的で、この点も通常の恋愛とは大きく異なります。
仮交際のメリット
仮交際には多くのメリットがあります。
まず、結婚に対する真剣度が高い人と出会えることです。
結婚相談所を利用している人は皆、結婚への意思が明確なため、
時間を無駄にすることなく、効率的に相手を見つけることができます。
また、お互いの条件や希望を事前に把握できることも大きなメリットです。
年収、職業、家族構成、結婚観などの基本的な情報を共有した上で交際がスタートするため、大きなミスマッチを避けることができます。
さらに、カウンセラーからのサポートを受けられることも魅力の一つです。
関係がうまくいかない場合でも、専門的なアドバイスを受けながら改善策を見つけることができます。

仮交際でうまくいくためのポイント
仮交際を成功させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。
まず、相手を理解しようとする姿勢が大切です。
自分の価値観や考えを押し付けるのではなく、相手の話に耳を傾け、その人の人となりを理解しようと努めましょう。
次に、自然体でいることです。
良い印象を与えたいからといって無理に演技をしていると、後々しんどくなってしまいます。
自らが先に自己開示をすることで相手も安心して自分の話ができます。
また、適度な距離感を保つことも重要です。
仮交際の段階では、恋人ではなく、まだお互いを知る途中なので、
急激に距離を縮めようとせず、自然な関係性の発展を心がけましょう。
失敗しないために知っておきたいこと
仮交際が終わってしまう理由あるある
仮交際が思うように進まない理由には、いくつかの共通したパターンがあります。
これらを理解することで、同じ失敗を避けることができるでしょう。
ドキドキしない・恋愛感情が湧かない
仮交際がうまくいかない最も多い理由の一つが、相手に対して恋愛感情を抱けないことです。
条件面では申し分ないのに、一緒にいても心が躍らない、特別な感情が湧いてこないという状況は珍しくありません。
これは、結婚相談所の仮交際がプロフィールの条件面を確認してから合っている状況であるため、
感情的な繋がりが後回しになってしまうことが原因です。
しかし、最初はドキドキしなくても、
相手の人柄や価値観を深く知ることで、徐々に愛情が芽生えます。
成婚していった会員の方々も、自然と相手を思いやり結婚相手として真剣に考え結婚に結びついています。
重要なのは、感情だけでなく、人としての魅力や相性も総合的に判断することです。
また、自分の理想像が高すぎる場合もあります。
映画やドラマのような劇的な恋愛を期待していると、単調な出会い方に物足りなさを感じてしまうかもしれません。
コミュニケーション不足
会話が続かない、話題が見つからない、相手の話に興味を持てないなど、
コミュニケーションの問題も仮交際終了の大きな原因です。
特に、お見合いでは緊張もあって表面的な会話が中心になりがちですが、仮交際では相手の内面を知る必要があります。
しかし、急に深い話をするのは難しく、結果として当たり障りのない会話ばかりが続いてしまうこともありますよね。
また、相手の話を聞くことに集中しすぎて、自分のことを話さない人も少なくありません。
一方的な会話では、相手も居心地の悪さや不安を感じてしまいます。
まずは、相手の好きなことを理解することから始めましょう。
プロフィールの内容をもとに趣味や仕事、価値観について、共感する部分を伝え、
自分のことについても積極的にお話しましょう。
将来の話に進めず、デートだけが続いている
仮交際では、楽しいデートを重ねることも大切ですが、
回数が進むにつれて、将来についても話し合っていく必要があります。
しかし、重要な話題を避けてしまい、表面的な関係のまま時間が過ぎてしまうケースも多くあります。
結婚観、子育て、仕事、親との関係など、
結婚生活に関わる重要な話題について話し合わないまま仮交際期間が終了してしまうのは非常にもったいないことです。
適切なタイミングで、自然な流れで話し合いの場を設けることが重要です。
タイミングに迷う場合は担当のカウンセラーに相談しましょう。

仮交際終了の予兆とは
相手の返事が素っ気なくなった
以前は丁寧で長文だったメッセージが短くなった、返信が遅くなったなど、
コミュニケーションの質や量に変化が見られる場合は注意が必要です。
また、デートの約束を取り付けにくくなった、具体的な日程を決めたがらない、
次回の予定について触れなくなったなども、関係が冷めている可能性を示すサインです。
ただし、相手が忙しい時期にある場合や、性格的に筆不精な人もいるため、
すぐに相手を非難したり自信を失わず、すぐに担当カウンセラーへ相談しましょう。
お互いの気持ちが分からない状態
仮交際が進む中で、お互いの気持ちが見えなくなってしまうことがあります。
相手が自分のことをどう思っているのか分からない、
自分自身の気持ちも曖昧になってしまった、という状況は関係終了の前兆かもしれません。
相手も同じような状況にある可能性が高く、お互い様子見の状態となってしまいます。
お互いの本音を話し合う場を作り、思いやりの気持ちを持ちつつも率直な気持ちを伝え合うことが解決へ繋がります。
終了のサインを見逃さないためのチェック方法
仮交際の終了サインを見逃さないためには、定期的に関係性を振り返ることが重要です。
結婚相談所の振り返り機能を利用し、良かった点やモヤモヤしている点を言語化します。
相手が受け身になった、笑顔が少なくなった、身体的な距離が遠くなったなど、
細かな変化があったのかどうかもチェックします。
さらに、将来についての話題に対する相手のリアクションも重要なチェックポイントです。
結婚や将来の話になると話題を変えようとする、具体的な話を避けるなどの行動が見られる場合は、何かしらの迷いがある可能性があります。
無理に問い詰めず、相手に寄り添う姿勢が大切です。

【終了したいと思われる前に】するべき行動5選
相手の話をちゃんと聞いてあげる
最も基本的で重要なスキルが、相手の話を丁寧に聞くことです。
多くの人は自分の話を聞いてもらいたいと思っているため、真剣に耳を傾けてくれる人に好感を持ちます。
話を聞くときは、相手の目を見て、
うなずきや相づちを入れながら、集中して聞くことが大切です。
スマートフォンを触ったり、落ち着きなく周りをキョロキョロしたりするのは避けましょう。
また、相手が話し終わったら、その内容について質問したりすることで、しっかりと聞いていたことを示すことができます。
「それは大変でしたね」「すごく頑張られたんですね」など、相手の感情に共感するのもよいでしょう。
自己開示する
自分の過去の経験、価値観、将来の夢など、適度に個人的な話を共有することで、
相手も心を開きやすくなります。
ただし、いきなり深刻な話をしすぎると相手を困らせてしまいますし、
逆に表面的な話ばかりでは関係が深まりません。
相手の反応を見ながら失敗談や弱みを見せることで、より信頼を得られることあります。
完璧な人よりも、少し不完全で人間らしい一面を持つ人の方が、相手にとって親近感を感じやすいものです。
本音で話せる関係を作る
仮交際では、建前や表面的な会話に終始してしまいがちですが、
本当の意味で相手を知るためには、本音で話し合える関係を築くことが必要です。
本音で話すためには、まず自分が正直でいることから始めましょう。
相手に良く思われたいからといって、嘘をついたり、本当の自分を隠したりしていては、本物の関係は築けません。
また、相手の本音を引き出すためには、安心して話せる環境を作ることが大切です。
相手の意見を否定したり、批判したりせず、受け入れる姿勢を示すことで、相手も本音を話しやすくなります。
一緒に楽しめることを見つける
最初は相手の趣味に興味を示すことから始めてみましょう。
相手が音楽好きなら一緒にコンサートに行く、料理が好きなら一緒に料理教室に参加するなど、相手の興味に合わせた活動を提案してみてください。
また、新しいことに一緒にチャレンジすることも効果的です。
お互いにとって初めての体験を共有することで、特別な思い出を作ることができ、関係も深まります。
お互いの生活スタイルを理解する
結婚は生活を共にすることですから、お互いの生活スタイルを理解することは非常に重要です。
平日と休日の過ごし方、食事の好み、睡眠パターン、お金の使い方など、お互いの日常生活についてカジュアルに話してみましょう。
生活スタイルの違いは、必ずしも関係終了の理由にはなりません。
重要なのは、相手の生活スタイルを尊重し、批判的にならないことです。
「なんでそんなことするの?」ではなく、
「そういう場合もあるんだ」「いいですね」「どうしてそのようにされるんですか?」と興味を持って聞くことで、相手の価値観を理解することができます。

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【仮交際終了になってしまったら】次は何をすべき?
仮交際で学んだことを新たな交際に活かす
もし仮交際が終了してしまった場合は、まずその経験を振り返ることが大切です。
何がうまくいかなかったのか、どのような点で相手と合わなかったのかを客観的に分析しましょう。
コミュニケーションの取り方、デートの進め方、話題の選び方など、改善できる点があれば次回に活かします。
また、相手の反応や行動から学んだことも、今後の参考になるはずです。
お相手の相談所からフィードバックをもらえることもあるので、担当カウンセラーへ確認してみましょう。
ただし、すべてを自分の責任にする必要はありません。
単純に相性やタイミングが合わなかった場合もあります。
建設的な反省は大切ですが、自分を過度に責める必要はありません。
これから出会う人に求めるものを整理する
仮交際の経験を通じて、自分が結婚相手に求める条件や価値観がより明確になったはずです。
この機会に、改めて自分の希望を整理してみましょう。
条件面だけでなく、性格や価値観、ライフスタイルなどの面でも、どのような人と相性が良いのかが見えてきたのではないでしょうか。
これらの気づきを次の出会いに活かすことで、より適切な相手を見つけることができます。
一方で、条件を厳しくしすぎるのも問題です。
完璧な人はいませんし、多少の違いは許容範囲と考えることも大切です。
自分磨きで魅力アップを目指す
仮交際の経験を通じて、
外見面では、ファッションや美容に気を遣う、健康的な生活習慣を身につけるなどが考えられます。
内面面では、担当カウンセラーからのフィードバックをもとに教養・マナーを見直すことが効果的です。
様々な方との出会いを通じて得た知識や感性は、きっと次の出会いで活かされるはずです。
【まとめ】結婚相談所を最大限活用して素敵な出会いを見つけよう
結婚相談所は、真剣に結婚を考える人たちが集まる場所です。
仮交際がうまくいかなかった経験も、必ずあなたの成長につながります。
大切なのは、一度の失敗で諦めないことです。
カウンセラーからのアドバイスも積極的に取り入れながら、前向きに活動を続けていきましょう。
自分らしさを大切にしながら、理想のパートナーとの出会いを求めて進んでいきましょう。
きっと、あなたにとって最高の相手と出会える日が来るはずです。
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